こんな時だから結婚式を
いよいよ、あと12時間後には2019年を迎えます。
今年は、平成最後の年末年始と言って、なんだかいつにも増して盛り上がってる気がしますね。
先日23日の誕生日の際の天皇のお言葉も本当に心に沁みるものがあり、多くの方が名残惜しく寂しいと感じているのだろうとお察しします。お言葉でもあった通り、本当に近年は大きな災害や事故などが心痛むことが多いですね。
2011年に東日本大震災が起こった時、私は東京のゲストハウスにいました。結婚式に携わる立場の者として、このような災害があった時にどのように対応をすべきか本当に難しい判断だと感じていました。
しばらくは様々なお祝事などが自粛ムードになっていました。また、その影響もあったのか一時期は結婚式や披露宴をしないカップルも増えた時期がありました。そして今でも、ウェディングは縮小していくばかりだと言う方々もいらっしゃいます。
結婚式をプロデュースしている立場では、もちろん新郎新婦様のために式や披露宴をしてほしいと思います。
ただそれだけではなく、結婚式や披露宴はこんなに災害や事故・事件が多い時代だからこそ、意味があるものだと考えています。
ある人には未来への希望になったり、ある人には生きる力をもらうために必要であったり、またある人にはみんなで集まる場所があるだけで楽しくなったり、、、様々な人にとって意味のある場所です。
5年程前に、ある新郎新婦様のウェディングの担当をさせていただきました。お打合せが始まった当初は、新婦のお祖母様がご高齢でとても体調が悪く、自力で歩くのも難しい、当日も来られるかわからないと言い新婦様はとても不安に思っていらっしゃいました。
ですが、お祖母様は式が近づくにつれ、元気が出て自ら歩けるようになり、当日も無事に出席することができました!私も当日お祖母様にお会いして、とても感動したのを覚えています。きっと孫の結婚式に行きたいと強く願っていたから、元気が出たのですね。
おふたりだけでなく、おふたりの周りにも力を与えるもの、だから絶対に無くしてはならないのです。
たくさんの笑顔を見られる仕事ができて、本当に嬉しいです。
来年もたくさんの新郎新婦様のお手伝いができますように。
Wedding planner/Photo wedding producer/Flower coordinator
KURUMI
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