「花束を贈る時」「ブーケをつくる時」のお花選びのコツ

「花束を贈る時」「ブーケをつくる時」のお花選びのコツ

一緒にお仕事をしている男性と話していて、彼女の誕生日にお花を贈った話を聞きました。お花を贈れる男性ってだけでまず素晴らしい!!まだ20代前半の若い男性でしたが、その話を聞いただけで感動します。彼女は幸せものだなぁと。日本人はほとんど男性からお花を贈りません!これは絶対に変えて行かなければならない慣習です。

このブログを読んでいただいた男性は、絶対彼女、または奥様に、今日お花を買って帰ってくださいね。何か記念日じゃなくてもいいのです。贈った時の笑顔を見るだけで、その日が特別になります。そんな風に、日々の生活が豊かになります^^

そこで、お花選びのコツをまたひとつ。以前もアップしたかもしれないんですが、、、そこは復習ということで。

お花とひとくくりにしても、様々な種類があります。「今日はお花を買って帰ろう!」と決めて、いざ花屋さんに立ち寄った時に、種類の多さにどうして良いかわからなくなるのではないでしょうか。

いつもだったら、スタッフさんに、お贈りする方のイメージを伝えて、「好きな色はピンクかなぁ」とかふんわりしてる感じで伝えていい感じでつくってくれると思います。

そこを!!次は自分の感性でお花を選んでみましょう!!一生懸命考えて選んだ花束には、贈る方の特別な想いも込められています。贈る時のドキドキも割増しになりますが、それで喜んでくれた時の喜びも10割増しです。

まずは、ひとつひとつの花の表情、雰囲気を見分けることが大切。メインになるお花を選ぶと他のお花も選びやすいですよ。贈る方のイメージに近いお花や色味ってきっとあるはず。普段は考えたことが無いかもしれませんが、ファッションやよく持ってるアイテム、その方の持つ空気感と似てるかも…と言うお花を探してみてくださいね。

バラ。お花の女王のような存在。色味や品種により表情は違いますが、女性らしく、清楚で、華やかです。

胡蝶蘭。鉢が多いですが、たまに写真のような小ぶりな切り花を置いてくれてる花屋さんもあります。圧倒的な存在感を放つ高貴な表情。一本に数輪咲いて花のエネルギーを感じます。

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ライラック。季節ものですが、たわわに咲く小花たちが、エレガンスさと奥ゆかしさのある魅力的な花です。香りも良く、いつまでも眺められる素敵な花。

ブーケづくり ダリア

ダリア。エナジーを感じるような花。幾重にも重なる花びら。強い美しさがパッと目を引きます。秋には色々な花色が出てきます。ブーケ 花選び アジサイ

アジサイ。日本では6月の花です。蝶々がたくさん留まっているかのように、ひらひらした花びらが寄り集まってる。ダイナミックさと可憐さ、どちらも併せ持っている感じがしますね。花言葉があまり良くないと言われることが多いですが、花びらが集合している様子から「家族団らん」など、あったかい花言葉もあります。最近はアンティーク系の色味など豊富に出てきています。

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シンビジウム。蘭の仲間です。肉厚の花びらに、ちょこんと口を尖らせたようなリップ。しなやかな美しさがあります。洗練された印象もあります。

これらは、よくメインのお花として使われるお花たちです。紹介したのは、ほんの米粒程度の種類です。バラも何百種以上とあり、咲き方や大きさ、色、形、香り等、本当に多くの種類があります。ですので、行きつけの花屋さんで、ぜひ観察してみてください。

メインが決まれが、次はメインをより引き立たせたり、全体を引き締める花であったり、雰囲気を固めてくれる花を選びます。より花束に深みを持たせる花たちです。

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チューリップ。春の花ですが、1月頃から出回り始めます。切り花の出回りは、自然で咲き始めるより、数カ月早めに出回り始めます。チューリップ独特の花のカタチや爽やかでハツラツとした可愛さが、とても人気。メインにもなれる花です。

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ラナンキュラス。こちらも春の花シリーズ。春の花は、花びらが薄く可憐さが感じられる花が多いのです。花色も豊富で、柔らかい色味から、写真のようなオトナっぽいシックな色みを持つものもいます。これもメインになれますが、春の花と合わせてブーケにするととても愛らしい一束になれます。

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スモークツリー。変わり種をご紹介6、7月が旬です。ふわふわしたまるで煙をまとってるかのような木ですが、今年は特に流行りました。スモークツリーでしか出せない、ミステリアスと言うかノスタルジーな雰囲気があります。

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カーネーション。母の日に贈る印象ですが、色の豊富さは花屋の強い味方です。ぱきっとしたビビットカラーから、ソフトなトーンの色味まで、花束の雰囲気づくりには本当にお役立ちする花です。主張しすぎない花形は、影の立役者のように無くてはならない存在です。
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かすみ草。歴史は長い。長年花束にかすみ草は絶対入っていて、どこか昭和を感じさせる花でしたが、今はかすみ草だけで束ねて主役にしてしまえる花になりました。花束に入れる時は散りばめずにグルーピング(まとめてあしらう)などして、今っぽさを出す工夫も必要です。でも、女性には変わらず人気のお花。
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ストック。これも春の花ですが、縦に花を咲かせるものはラインフラワーと言います。ストックだけでなく、キンギョソウやデルフィニウム等花束を大きく見せたり、凹凸を付けてナチュラル感を出すにはぴったりのお花です。

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マトリカリア。一輪一輪小さいけれど、黄色の芯が生きてる強さも感じるような、愛らしい花。ガーデンや野をイメージさせるお花です。控えめでもちゃんと主張します。

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クラスペディア。黄色のまんまる。お月見みたいでただただ可愛い。花束からちょこんと顔を出すだけで満足。
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ガーベラ。通年通して見られる人気の花。花びらの色は多種あるのですが、花芯の色によっても表情が大きく変わるので、可愛らしくも大人っぽくも使えるガーベラさんです。

こんな風に、それぞれの花の雰囲気を見極めて、共通する雰囲気を持つ花を組み合わせることが、素敵な花束を簡単につくるコツ。

贈る方がフェミニンで可愛らしい方なら、、、KURUMI ブーケ ワークショップ

淡いトーンでバラや柔らかい花びらの花を集めます。グリーンも少なめに。

ナチュラルで、可憐さをイメージさせる彼女には、、、

KURUMI ブーケ ワークショップ野に咲いてるような小花を集めて、ざっくり束ねた雰囲気に。グリーンも多めにするとナチュラルな雰囲気が出ます。この画像ではメインと言われる花はありませんが、全体的な雰囲気が出来上がっていれば、これでもOKですね。でもある程度ボリューム感は必要かな。

年上の女性に贈る花と言えば、、、

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メインはダリア。強さとエレガントさがある雰囲気です。色味もパープル系にすれば、シックな女性らしさを演出できます。

こんな感じで、花の組み合わせ次第で、ガラッと雰囲気は変わってしまうのです。「こんな感じで」と軽く言いましたが、これが結構難しいことなのですけど。(笑) でもそれがお花のオモシロイところでもあります。

それがブーケになると、その方の雰囲気に加え、ドレスとの雰囲気、パーティー全体のイメージも加味して、考えていかなければなりません。それは結構路頭に迷ってしまうのです。困った時には、ぜひKURUMIの元へいらしてください。

月に一度の「My Bouquet Work Shop」(マイブーケワークショップ)でアーティフィシャルフラワー、ドライフラワーを使ったブーケも作れます。KURUMIデザインでのブーケや会場装花のご依頼も承っております。

そして、花を楽しむオーダーメイドウェディング。Flowery Wedding のプロデュースもしてますので、お気軽にご相談ください。

今日は、グリーン(葉物)のお話が出来なかったので、今度はグリーンのお話をしますねー♪ グリーンも奥深いんですよ。あぁ、話足りない。

Wedding Planner / Flower Designer

KURUMI

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