フラワリーウェディング

フラワリーウェディング

今朝も朝5時、起きて市場に向かいました。まだまだ真夜中のような真っ暗闇。でも、寒さと眠さを耐えれば、沢山のお花や草花が所狭しと並んでいて、いつもウキウキしてしまいます。

芍薬が出てる!とか、新しい品種のバラかなとか、立派なヤドリギ✨なんて色々感動をして毎回楽しく歩き回ってます。それと同時に、この花とこの花相性が良い!良い子見つけた!と頭でコーディネートしながら迷走しています。(花屋は良くお花のことを、「この子」とか「かわいい子」とか言ったりしてます。まるで我が子(笑))

あの新婦さんにはこの花ピッタリ!なんて子を見つけたらテンション上がります。お花をこんなに使ってくれるウェディングの慣習ってホントに素晴らしいと思ってます!海外では、普段からお花を買って自宅に飾る習慣があります。でも日本では、何かお祝いや慰労など、節目の時に誰かに贈ることが多いですよね。

でも、ふたりのためにこんなにお花が用意される機会はウェディングしかありません!だからたくさんのお花を知って、囲まれて、幸せを感じていただきたい!と思います。そしてウェディングのお花は、ゲストのためでもあるのです。いつもお世話になってる皆さま、たくさんの大切な方々を招いておもてなしをする場所が披露宴です。そこにお花があしらわれ、来てくれることが嬉しい!と表現するのが会場のお花たちなのです。

そして、ゲストは新郎新婦様の美しい晴れ姿も楽しみにしていらっしゃいます。人が美術館にいくと心が洗われるように、うつくしい姿でゲストをお迎えすることは、皆さんの心があたたまる一つのおもてなしなのです。だから新郎新婦様の晴れ姿にもちゃんと、ふたりらしいうつくしさが感じられるようにしなければなりません。

そこに結婚の証であるブーケとブートニアは絶対必要なのです。ブーケは花嫁の特権なのですから。だから、私はドレス選びも一緒に伺い、ドレスをお召しになった花嫁さまに合うお花でブーケをあつらえます。

ウェディングで使われた花は、おふたりの人生の中で、思い出の花として刻まれます。毎年その季節になって、お花屋さんに立ち寄れば思い出の花を見て、ウェディング当日がパッと蘇ってきます。ご自宅に買って帰れば、ふたりできっと和やかにその日を思い出せるでしょう。そんな風にふたりの人生の花があることは、豊かな暮らしにも繋がるはずです。

プレ花嫁さんの皆さまはぜひ、これからウェディングのお花を決める際には、少しばかり花の種類や季節のことなどに詳しくなっていただいて、ふたりの好きな花として、心にとめておいていただきたいと思います。

ブーケブートニアや、会場装花、親御さまへの感謝の花束、今でもお花の出番はたくさんありますが、ラナチュールのウェディングでは、もっとお花たちが色々な役割があるようにプロデュースをしていきます☺️

Wedding planner/Flower coordinator

KURUMI

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