山と新郎新婦と結婚式
もう9月、、、時の流れが早すぎてびっくりしています。食欲の秋、食べ物も美味しい季節♪ そして、秋は紅葉も綺麗。食べ物と言い、景色と言い自然の恵みを感じます。
自然繋がりで、3,4年ほど前にお手伝いをした山のウェディングを思い出したので、今日はそのお話。
新郎新婦さまは、登山が大好き。親御様も登山が大好きで、小さい頃から長野によく登っている山があったそうです。新郎新婦さまは、その山で結婚式をぜひ挙げたいと願っていて、それが実現することになったのです。
その挙式場所は、山の麓から、車で山道を30分以上登った中腹にある少し開けた空き地。そこに向かうだけでも、豊かな山々の自然が、次から次へ目に飛び込んできて私の心を躍らせました。(故郷の北海道を思い出して余計だったかもしれません)そして、その場所に着いた時、たくさんの山の峰を一望できる景色に、これは素敵な結婚式になると確信してしまいました。
挙式を行うためには、特別な場所にしなくてはなりません。フローリスト部隊、式場設営部隊、映像制作部隊が一同に介し、そこをふたりのための清らかな場所に仕上げます。一生の愛を誓う場所は、そのために準備されなくてはなりません。ふたりの想い入れのあるミニテントや登山道具が並び、花の装飾が施され、椅子が並べられ、特製のバージンロードが敷かれました。ふたりのための、神聖な場所が仕上がりました。
山の麓には、登山家が宿泊する宿があり、ここにゲストが集合します。東京からのゲスト含め、お父さまお母さまも挙式を山で行うことは知りません。新郎新婦から皆さんへのサプライズでした。どこに向かうか知らされず、バスに乗り込み、山へ向かうバス。
バスが挙式場所に着いて、ゲストが降りてくるたびに、歓声のようなざわめきでゲストの表情が輝いているのがわかりました。
そしていよいよ挙式。ドレスとタキシードに身を包んだふたりも、足元は登山靴。そのちぐはぐさが、可愛いらしかったです。
ふたりの大好きな場所、大好きなひと達に囲まれながら、ふたりはお互いへ向けた約束の言葉を投げかけていらっしゃいました。新郎様が「僕より長生きしてくれますか。」と投げかけると新婦様は声を震わせながら「はい」と応えていらっしゃいました。
その姿に、ゲストの目にもスタッフの目にも、こみ上げるものがありました。本当に美しいお式だったのです。愛らしい新郎新婦様と山の大自然が織りなす感動ウェディングでした。
ふたりにもゲストにも特別な空間であるように、そうすれば誰もが想い寄せられるお式になると思います。新郎新婦様がやりたい場所!と言うだけでなく、“ゲストに見てもらいたい景色”とか“親御様を喜ばせたい”とか、そんな想いを込めて結婚式の準備をすることは、その方たちにも想いは届くと思いました。
そんな風にお考えのおふたりは結構いらっしゃいます。そんな想いを実現していけることが、今は何より楽しみなのです。自由な時代だからこそ、ふたりらしいウェディングを。そして、色んな方への “愛” をプラスして結婚式つくっていきたいですね。
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Freelance Wedding Planner / Flower Designer
KURUMI
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